皇居の四季

皇居には四季折々の自然がある。このところ、お堀端添いに彼岸花が咲いている。かつては、この頃になると彼岸花で真っ赤に染められていた。白の彼岸花も清楚で美しい。現在では、点在している程度であるが、この景観の中に身を置くとほっとする。
皇居内は市街地と比べ気温が平均2度低いそうだ。ヒートアイランド現象を抑える役目を果たしている。
このため、鳥にとってもオアシスで、越冬する時期の野鳥の群れは壮観だ。
皇居東御苑は、1968年10月から一般公開されている(無料)。水生植物が繁茂する二の丸公園、武蔵野の面影を伝える雑木林、バラ園、梅林等、見所も多い。
また、皇室所蔵の美術品なども三の丸尚蔵館も公開されている。毎月第4水曜日10時には、自然観察会(「丸の内さえずり館」がボランテイアで引率・解説)が行われる。

桜田門から半蔵門へかけて秋風にゆれる柳並木の情緒ある風情が心を和ませる。この道路には、各県の県花の石版が埋められている。長崎県の雲仙つつじ、佐賀県のくすの花、福岡県のうめと続く。

皇居外苑地区は、1949年国民公園として一般公開された。この地域で最も美しいのは約2000本のクロマツ。屏風絵のような景観は壮厳さをたたえている。
この景観の中で幾多の恋が芽生えたことであろう。(kumagai )
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投稿者 oshare-club : 09:37
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和菓子は五感で味わう

赤坂の界隈には何百年も生き続けた老舗が多い。五世紀の永きにわたり菓子業を営んでいる「とらや」の12月の菓子に会いに行った。
とらやの菓子のしおりには、和菓子は五感の総合芸術とあり、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚の五つの繊細な感覚が重なり合って、小さな和菓子に大きな広がりが生まれる。とある。
12月1日から15日までの生菓子は写真のとおり。上段、左から( )内は初出年代。
柚形(天保10年)、冬籠(安永2年)、松襲(天保5年)
祇園坊(天保11年)、千代見餅(元禄8年)、淡路島山(昭和3年)
これらの菓子の名前は、古今和歌集、拾遺集、百人一首などからとっている。
また、新年を迎えるにふさわしい菓子として来年の歌会始の御題の「春の宵」と干支の「山の疾風」が存在感を示していた。絢爛たる日本の文化を和菓子で受け継いでいる。

地下に「虎屋菓寮」があり、ここでは「くずきり」が有名であるが、汁粉を注文したら、汁粉には3種(黒餡2種、白餡)があるというので、「白小倉汁粉」にした。白小豆は珍しいので、どこでとれたものですかと伺ったら、高橋店長さんが「群馬県利根郡昭和村」で、虎屋の畑で作っているものだ。と教えてくれた。ここまでこだわっている老舗の味に敬服である。和三盆仕上げのさっぱりした冬の味を堪能した。汁粉といえば、芥川龍之介も汁粉が大好きで、「しるこ」という随想もある。虎屋17代当主、黒川光博さんが、「虎屋 和菓子と歩んだ五百年」(新潮新書)を著わした。本の帯に「人で味わうお菓子の日本史」とある。(kumagai)
虎屋本店 港区赤坂4-9-22 http://toraya-group.co.jp
投稿者 oshare-club : 14:54
東京歩らり

はじまりは、東京駅から。
東京駅は、丸の内、八重洲、日本橋のオフィス街、そして皇居への玄関口である。その位置づけにふさわしく、赤煉瓦の駅舎は優雅なたたずまいを見せている。駅周辺には、東京中央郵便局や、丸ビル、OAZO、TOKIAなどの高層ビルが近年建ち始め、高層ビル街の様相を呈してきた。
赤煉瓦の駅舎内には、ホテル、レストランなどがあり、2階にあるバーで駅の乗降客を見ながらのひと時は、いつも乗り降りしている自分を見下ろす様な少し不思議な感じを覚える。
丸の内中央口構内には、赤煉瓦駅舎を模したポストが設けられており、右側の投函口に郵便物を入れると、オリジナルの日付スタンプを押して配達されるので、東京旅行の記念としていかがだろうが。また、この赤煉瓦ポストは、東京駅内の待ち合わせ場所としても好適である。
東京駅は、1914(大正3)年12月20日に開業。当時東海道線の出発点であった新橋駅、東北への出発点であった上野駅の両駅を結ぶ新線の中央駅停車場として、皇居の正面に建設された。
赤煉瓦の駅舎は建築家の辰野金吾らの設計によるもので、開業当初は、鉄筋レンガ造り3階建てで当初はドーム状の屋根があったが、戦災により現在は2階建てとなっている。赤煉瓦の駅舎については、アムステルダム中央駅をモデルとしたとの話をよく聞くが、最近の研究ではほぼ否定されているらしい。
1日に発着する列車は約4,000本と日本一、ホームは、地上に在来線5面10線と新幹線5面10線、地下に在来線4面8線、地下鉄1面2線を有し、その面積は東京ドーム3.6個分という規模には感心する。
また、一日平均の乗降客数は約105万人。さすが東京の中央駅と思いきや、意外なことに関東5位、日本全国7位とのこと。周囲がオフィス街主体の東京駅は、背後に繁華街を擁する新宿駅(世界1位)、池袋駅(世界2位)、渋谷駅(全国4位)には大きく水をあけられている。
現在、建設当初の3階立ての姿に復原するプロジェクトが開始され、赤煉瓦の駅社内のレストラン、交番などは一時的に閉鎖されている。また、外観もまもなくしばらくの間は見ることができなくなってしまう。
また、八重洲側も再開発が進められており、2011年には八重洲の南北口にそれぞれ高層ビルが出現し、東京駅の姿も様変わりするという。
東京駅の案内
http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCD=1039
JR東日本 駅の写真
http://www.jreast.co.jp/station_photo/index.html
東京駅再開発
http://www.jreast.co.jp/teco/oshigoto/project/den-tokyo/marunouchi/station.html
http://www.jreast.co.jp/construction/proj02_main.html