07/09/14
行合の空 07/09/09
打ち水 07/07/24
朝顔市 07/07/08
酉の市 06/11/28
重陽の節句 06/09/08
言葉力 06/08/07
夜ざくら 06/04/15
 
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梅の花の造形

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虎ノ門の小さな骨董品屋さんを覗いたら、梅の花や蓮の花を彫った木枠が目に入った。お祝いのときの干菓子を作るときに使う木型である。
花のデザインが素晴らしい。日本人の感性の見事さを思った。中目黒の菓子屋さんでは、いくつものこういう木型を壁にかけてある。

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夏が3分の1に

日本には、かけがいのない美しい四季がある。春夏秋冬それぞれに、ほぼ3ヶ月ずつに配分されている。ところが温暖化の現象で、将来、夏が季節の3分の1を占め、代わって、その分冬の季節が短くなり、集中豪雨や竜巻が増え、台風がパワーアップして雨や風が強まる(気象庁)。
夏の季節が長くなると、
熱中症が増え、田植えは1~2週間早く植えなくてはならない等農作物生産の循環に異変がおきる。冬が短いと害虫が生き残り、感染病を引き起こす可能性がある。マラリアが沖縄に上陸した。また、山の雪が少なくなると水不足が深刻になる。雪合戦や雪見酒の風流も過去のことになるのだろうか。
オゾンホールができるため、人間に害のある紫外線が発生する。最も被害の大きいオーストラリア、カナダでは、国も対策に乗り出し、夏でも帽子、サングラスをかけ、長ズボン、長袖シャツの着用を呼びかけているようだ。気象庁は2006年から紫外線情報を提供している。
一方、最近では、気候療法と称して、「ヘルスツアー」(日常と違った環境に身を置いて、健康維持を図るツアー)ビジネスが流行っているそうである。((株)ライフビジネスウエザー 山本志織さん)。
今年の夏は、クールビズにおさらばだ。帽子にサングラス、長袖、長ズボンのファッション。でいこう。
今、自分にできること、暖房の温度を下げ、時間も短くなどに努めるほかない。(kumagai)

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おにぎりの日

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1月17日は、阪神・淡路大震災が起きて13年目にあたる。「芦屋市のお寺にドラム缶を加工した異形の鐘がある。あの寒い朝、壊滅した住宅から大勢の人が逃げてきた。寺では境内にドラム缶を並べ、倒れた家屋の廃材を燃やして風呂を沸かした。危うく凍えかけた命の、鐘は記憶の形見という」(読売新聞08.1.17)
被災地では数え切れない助け合いの物語があった。
「いのちと心をつなぐ食」の会が「あなたのおいしい味」というテーマの作文コンクールをしたところ、震災のときにいただいた「おにぎり」の作文が優秀賞に入選した。おにぎりに救われたとの作文が多かったとのことでした。
そこで、1月17日を「おにぎりの日」と命名したそうです。
おにぎりといえば、塩味だけのおにぎりが一番うまいと僕は思っている。
「人は誰もが、ひとりひとりは強くもない相身互いの小さな火である。風よけの手となる心を忘れまい」(同新聞)(kumagai )

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コメ茶碗一杯16円、コーヒー一杯300円

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「百姓が丹精込めて作ったコメが茶碗一杯16円くらい。汽車のコーヒー一杯300円。本当の価値は、どちらにあるのか。そんなわしら百姓が勝てるわけねぇだろ。コメは日本人の主食なんだ。百姓が代々守ってる田んぼの価値は、カネで量れるもんじゃあねぇ」
長野県の最北の豪雪地帯にある栄村の高橋彦芳(79)村長はこう語りかける。カネという目盛りを外したらコメとコーヒーの価値は逆転する。(中日新聞1月1日)

良く考えてみればそうなんだけれど、この記事を読んで、ショックだった。
日本の食文化は、稲作文化と醗酵文化(味噌・醤油・納豆など)に代表されるといわれる。
「ごはんだよー」と、ご飯が炊け、味噌汁のいい匂いが漂う中でお袋の声がする。手作りの漬物、梅干に納豆。日本の朝食の原風景だ。瑞穂の国の風土にかない、心舌を潤し、2000年にわたり日本人に親しい米飯はどこへいってしまうのか。
コメの需要が減り、味噌汁を飲まなくなったり、漬物も食べなくなったようだ。
長野県の中学生の健康状況を信州大学の先生が調査したところ、36.9パーセントが高脂血症だったという。長寿県長野県にしてこうだ。他県はどうだろうか。
稲作文化と醗酵文化をないがしろにしている風潮にも原因があるのだろうか。(kumagai)

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こんなに上手に

絵手紙教室を始めて1年半あまりで、みなさんの絵手紙がこんなに上手になりました。
講師の和知先生のご指導で、今回の絵手紙は、新聞の色刷りの広告を切り抜いて作ったものです。
皆さんの絵手紙をごらんください。
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花岡隆一さんの作品
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三島千枝子さんの作品
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長谷川勝世さんの作品
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武内良子さんの作品
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坂巻真知子さんの作品
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酒井綱枝さんの作品
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西川よし子さんの作品
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筒井友子さんの作品
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熊谷輝子さんの作品

投稿者 oshare-club : 10:48 | トラックバック

「半分に切ってごらん」

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このところのおもちゃは、良くできすぎていて子供の創造力を掻きたてるものになっていない。むしろ子供の考える力を奪ってしまっているようだ。孫のおもちゃを見るたびにこのことに心を傷めていた。
友人に言ったら「本当にそうだ。子供には手を使わせることが大事だ、包丁をもたせて野菜でも切らせて見たら」といわれ、娘に包丁を孫に使わせるようすすめたら「未だ危ないからダメ」と取り合わない。

料理家の辰巳先生に言ったら、「お孫ちゃんの七五三のお祝いに、ドイツのゾーリンゲンの「オールドジャーマン」とまな板をプレゼントしましょう。このナイフなら大丈夫よ。」と言ってくださったのが写真のもの。
ナイフの長さは22センチ、刃は普通のものより鋭くなく、持ちやすい。まな板の木の肌触りも手になじむ。
そして、こう付け加えられた。「このナイフで分数を教えるのよ。まず、半分に切らせ、これを更に半分に、またその半分に切らせる。そして切ったもの全部を合わせると一つになる。ということを教えるのよ。物事を数で考えさせることで全体像をわからせるのよ」

早速、孫にバナナを切らせてみた。面白がって手当たり次第に切り出した。そこで、パンを見せて、「これを半分に切ってごらん。半分にするにはどうしたらいいかな」と言ったら困ったようだった。紙を半分にするにはどうするの。といったら半分に折った。それじゃあパンはどうするの。と聞くとパンを半分に折ったので、それではキチント半分にできないよね。と言って、紐を取り出し、これを使って考えてごらん。といったが、難しかったようだ。紐で長さを計って、半分のところに印をつけ、ここを切らせた。
同じようにその半分にさせてみた。そうしたところで、切ったものを全部合わせてごらん。といって一つにさせてみた。孫はやや興奮気味だった。

孫は、「オールドジャーマン」との出会いでこれからどんな創造力を働かせて人生を切り拓いていくのだろうか。(kumagai)

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愛惜の古腐の美

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町田市・薬師池公園の蓮畑。葉が枯れ、一斉に頭を垂れ、重みで葉元から折れている。一見無残な光景だと思ったが、よく見ると枯蓮の葉はドレスのように見える。風の当たり具合でさまざまな洋装に作られている。
手にとって見ると、葉脈が浮き出て、複雑な曲線をつけ、ドレスの裏地は錆びた茶色。ドラマチックな造形だ。
通り過ぎるには偲びがたく、朽ちた葉を拾って家に持ち帰った。たまたま頂いた胡蝶蘭一花をこれに活けてみた。枯蓮の葉の枯淡な色が、胡蝶蘭の白さを一層際立たせ、見事な作品になったように思う。
枯葉を立てて、真っ赤なバラも添わせてみた。カルメンのバラを想わせる。
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枯葉をやや斜めにして活けた早椿はブローチとなって輝く。
もしも、胡蝶蘭やバラや椿が枯蓮の葉と出会わなかったら、こんな風な輝きを見せてはくれなかったに違いない。
枯葉は、朽ちて土に還る寸前に花器として蘇った。愛惜の古腐の美だ。
(kumagai@oshare-club.com)

投稿者 oshare-club : 19:53 | トラックバック

七五三の室礼

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男児用の室礼

日本の伝統文化を身近なものにしたいと思っていたところ、東京・南青山の伊勢半本店「紅ミュージアム」での七五三の室礼の講座があったので参加した(講師・山本三千子先生)。
「七五三とは、子供の成長を願って、年齢を重ねるごとに行う祝い事を通過儀礼といいます。
古くは男児と女児が3歳になると「髪置き」をして、この日から髪を伸ばします。
男児が5歳になったら、初めて袴をつける「袴着」「着袴」を,

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女児の室礼

女児は7歳で付け帯を解く「帯解き」の儀式を行いました。
昔は7歳までは神の子で、7歳から人格を持つと考えられたので、神社にそのご挨拶に伺うために正装をしたのです。これが現在の七五三の由来です(山本三千子著『暮らしの室礼十二か月』)。

千歳飴の袋で七五三の室礼を教えていただいた。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 21:17 | トラックバック

枯葉が雨でへばりついていたアスファルトの道を通り過ぎて、ふと、振り返ってみて、枯葉もこんな風な姿をみせることもあるんだなとみとれた。
カメラを向け、方寸の枠に収めてみると(写真上)、黒の生地に枯葉紋様が収められている和服を連想した。

日経マガジンで「古腐の美」という言葉が使われていたが、こういうことを言うのかなと思った。
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枯れたもの、朽ちたものにも、土に還る前にもう一度光を放つことがある。山里で見つけた枯れた山百合などの殻も美しい造形だ。
貴腐ワインは、腐ることで新しい命を育み、価値を生む。納豆もそうだ。
古腐の美には限りがない。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 10:02 | トラックバック

行合の空

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夏がようやく盛りを過ぎ雲に秋の色が見えだす今頃の空を「行合の空」(ゆきあいのそら)と呼ぶのだそうである。生きていくことを深めてくれるようないい表現だ。
四季の移り変わりやもののあわれを自然との対話の中で練り上げ、歌会始、俳句、短歌を暮らしの中に取り入れた日本は、言霊の国である。
季語、24節気などの言葉は、失われつつある季節感を暮らしに取戻してくれる。祖先が長い間かかって練り上げてきた言葉をもっと大切にしたい。
公園を歩いていて「むらさきしきぶ」に出会った。さしずめ「行合の花」とでも呼ぶのだろうか。そう思ったら、季節がもっと近づいてきたようだった。(Kumagai)

投稿者 oshare-club : 21:54 | トラックバック

君の心を求めてやまず

長年連れ添った夫婦。ある日突然、妻から夫に離婚を申し出た。なぜ、離婚したいのかと夫が尋ねたところ、「あなたは、毎朝会社に行くときに『行ってきます。』と一度も言ったことがない。こんなことも言えないなんてもう耐えられない。」と妻が言ったそうである。そこで、夫は「だって、君は『行ってらっしゃい』と言わないではないか、だから行ってきますと言えないんだよ」と言ったという。

こんな単純な会話が無いことが離婚の原因だなんてと思うかもしれないが、こんな単純な一言が夫婦にとっては、大事なことなんだとあらためて思った。

団塊の世代が多勢定年退職となるが、離婚しても年金が半額もらえるとの制度改正で、妻は待ってましたとばかり、離婚を申し出る人が多くなると予想されているとのことであるが、そんなに離婚は増えるとは思わない。たった一言をどう伝えるか。

しかし、面と向かって妻にいえないことも手紙ならばいえるかもしれない。
加藤登紀子さん作詞作曲の「されど わが心」のなかに
「されど 愛する想いは 深く 君の心を 求めてやまず」という一節がある。
定年を機に妻宛に永年の労をねぎらい、このような言葉を添えた手紙をしたためたらどうだろうか。
「されど 愛しき想いは 熱く 胸の奥に あふれてやまず」という一節もいい。
借り物でもいいではないか。これに匂い袋(写真の右端にあるのは「ふみ香京小袖」)を忍ばせたら深い想いはもっと伝わるかもしれない。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 14:48 | トラックバック

第4回国産大豆サミット

「地元で取れた豆(地大豆)を使って、それぞれの地域に「地豆腐」というブランドを確立することにより、
より良い大豆を!より良い豆腐を! さらなる品質向上へと目標を持ち、活動する。」これが日本地豆腐倶楽部の理念です。
この一環として、毎年、大豆サミットを開催している。

この地豆腐倶楽部の運動により、新潟県の「さとういらず」、神奈川県の「津久井大豆」、珠洲市の「大浜大豆」、北海道の「ハクリュー」そして川西町の「紅大豆」が表舞台に登場した。
これらの大豆で造った豆腐は、大好評を博している。

「紅大豆」は5年前には3トンの生産量であったが、昨年は、20トンの生産量であった。
地大豆は、大量には収穫できないが、天候に左右されず、冷夏であっても平年並みの収穫ができるという強みがあることもわかった。

川西町での大豆サミットの概要は次のとおりです。

第4回国産大豆サミットin山形川西
☆日 時:平成19年10月20日(土)~21日(日)
     ※20日(土)は正午から。21日(日)はオプショナルツアーのみ。
☆場 所:川西町フレンドリープラザ
(〒999-0121 川西町大字上小松1037-1 TEL 0238-46-3311)
☆参加料:1,000円 ※「全国豆腐食べ比べ」参加料込
イベント内容
◎20日(土)12:00~ 
●「全国豆腐食べ比べ」
● 活動紹介 ・特定非営利活動法人「大豆100粒運動を支える会」
・特定非営利活動法人「トージバ」
● 基調講演   ・演題:「豆から気づく 温故知新」
・講師:(株)おとうふ工房いしかわ 代表取締役 石川 伸 氏

● パネルディスカション ☆テーマ:「紅大豆が創る川西町の未来」
○コーディネーター  山形大学農学部 生物資源学科 准教授 江頭宏昌 氏
○パネリスト  
・有限会社アロサール菖蒲池 代表取締役   松田惣一 氏
・べに白会 顧問(株式会社仁藤商店 代表取締役) 仁藤 齊 氏
  ・川西町紅大豆生産研究会 会長          淀野貞彦 氏
・特定非営利活動法人「トージバ」代表理事      渡邉 尚 氏
・特定非営利活動法人「大豆100粒運動を支える会」 澤 光代 氏                
●「山形川西宣言」
● 交流会 18:00~20:00・場所 山形おきたま農協・団地センター

◎21日(日)9:30~「町内オプショナルツアー」※大豆畑視察と町内観光
問い合わせ先:「第4回国産大豆サミットin山形川西」実行委員会事務局
         (川西町役場産業振興課内 TEL 0238-42-6696 FAX 0238-42-2600)
※国産大豆サミットに関する情報は‥ブログ「かわにし農サイド」http://lavo.jp/noside/ 

第4回国産大豆サミットin山形川西

投稿者 oshare-club : 17:11 | トラックバック

大賀ハスと荷葉酒

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町田市の観蓮会では、毎年、8月の第一日曜日早朝に、市長などがハスの葉に注いだ酒を茎を通して飲ませてくれる「荷葉酒」、酒の飲めない方は「荷葉茶」を飲ませてくれる催しをしている。
これを飲むとハスのエキスで長生きができるという言い伝えがあり、大勢の市民が参加する。私も「荷葉酒」を飲ませていただいた。早朝の酒ははらわたに染みとおる。

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大賀ハスは、早朝に開花し、開閉を3日間繰り返して4日目の午後に散ってしまう。町田市は縄文遺跡の宝庫といわれているが、その縄文時代の名花は今、見ごろである。(Kumagai)

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「・・・夏来にけらし 白妙の・・・」

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日本郵政公社では、毎月23日を「ふみの日」とし、毎年、文月(7月)23日にちなむ郵便切手を発行し、また、「特殊通信日付印」の押印をしている。
今年の切手は、百人一首を題材とし、江戸時代の歌かるた「光琳かるた」の絵柄を基にデザインをしている。
春(紀貫之)、夏(持統天皇)、秋(猿丸太夫)、冬(源兼昌)、恋(二条院讃岐)の歌5つをとりあげ、それぞれ読み札と取り札に分けている。粋なはからいではないか。

また、東京をはじめ、8つの中央郵便局では、この日に因む「特殊通信日付印」の押印をしている。
写真は持統天皇の「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすちょう(てふ)天の香具山」の切手に特殊通信日付印を押印したもの。

パソコンから手を離して、ときには、古の都を偲んで、手紙を書いてみたらどうだろうか。
思わぬ発見の喜びがあるかもしれません。(kumagai)


投稿者 oshare-club : 21:24 | トラックバック

打ち水

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2004年、加藤登紀子さんが呼び水人として参加された「打ち水大作戦」は、全国に広がり、2005年には770万人の参加者があったそうです。
今年は、浅草の浅草寺境内で7月23日(大暑)、開幕された。
木曾の木遣りの奉納から始まり、木曾の檜作りの打ち水用の桶も用意された。台東区では、この20年間に温度が1.5度も上昇したとの報告があった。

ゲストとして参加された浴衣がお似合いの加藤登紀子さんはこう話された。
「お風呂などで使った水で打ち水をし、土と緑を身の回りに取り戻しましょう。温暖化は、都会よりCO2を出していない地域の人達のほうがはかり知れない影響を受ける。トンガ、フィジーなどの地域では、ハリケーンの規模が大きくなり、畑が全部ダメになってしまう。中央アジアやシルクロードの地域では、今でも鍬を使ってじゃがいも畑を耕しているが、こういうところの打撃も大きい。天津山脈の雪はいつ雪崩をおこすかわからない。
 クーラーの温度をあまり下げない。無駄な電気は使わない。水を大事に使う。暮らしの中でこういうことに気をつけ、日本の伝統文化を大事にしていきましょう。」

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「アマゾンの侍たち」

赤と黒の強烈な色彩の中に、悠久のまなざしの「アマゾンの侍たち」の肖像と岡本太郎の心を突き通すような言葉が並んで、浮かんでいる。岡本太郎美術館での「アマゾンの侍たち」展。
「文明社会と全く異なる価値観を持ったインディオ社会は、私たちが忘れてしまった人としての思いやりや、やさしさが、一連なりの愛と絆でつながっています。この星で生きる全ての生き物が現在、地球環境の急激な変化によって存続が危ぶまれています。もしかしたら、インディオに受け継がれてきた知恵や文化が、次世代に未来への光の道として導いてくれるのではないかと、私は考えます。太郎さんのことばのまま生きているインディオの人達のことを伝えたい。」とこの展覧会の趣旨を主催者の南研子さんは説明された。

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「羽飾は、森に棲むオウムやインコ、鷲、ハチドリの羽根を使う。鳥は殺さずに、羽が生え変わる時に抜け落ちたもので作る。ジャングルの」鳥類は色鮮やかで、インディオの人が正装する上で大切な装飾品となる。」(館内解説)

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「ボディペインティングは、インディオにとって大切な習慣です。これは虫除けの効果もあり、各家に伝わる模様がある(写真)。ウンクルという木の実からできる赤色、ジェパオという木の実からできる黒色を染料とし、描いている。祭りでも日常的なものでも、ペインティングを施す緩やかな時間は、親子、夫婦間のスキンシップの役割も持ちます」(館内解説)

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縄文美の発見者といわれる岡本太郎が感動した呪術的な装飾文様の土器と同じような「ろうけつ染」の土器(写真)も展示されている。
見終わって、興奮さめやらず。多くの方々にご覧になっていただきたいと思いました。(kumagai )

※ 「アマゾンの侍たち」展 岡本太郎美術館(川崎市多摩区枡形7-1-5 電話044-900-9898) 7月14日から9月17日まで。

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朝顔市

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夏の風物詩、朝顔市が入谷の鬼子母神を祀る真源寺の境内や周辺の露天で行われた。開催は、牽牛星と織姫星が1年に一度会う七夕にちなみ、7月6,7、8日に決められている。法被姿のいなせなお姐さんの威勢のいい掛け声が飛び交う。身動きができないほどの人出。約30万人もの人が訪れるという。なにもこんな雑踏の中に身を置くこともなかろうとは思うが、これが江戸っ子の夏を迎える作法なのだろう。
花は、普通の大きな花の「団十郎」、蔓が下に伸びていく「しだれ朝顔」、花の形がキキョウに似ている「キキョウ朝顔」(写真)など。一鉢2000円がほとんど。夏が来た。
(kumagai)

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美山荘・摘草料理

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「草を摘んで料理する行為、また花を手折って活ける行為、いずれも自然の尊い命をおあずかりしていることを肝に銘じ、自然と心通わせながら文化へと昇華させてゆく、その大事な過程を私どもははき違えてはならないと存じます。・・・
人の心を幽玄の世界へ誘う・・・、そんなおもてなしができる日を夢みております。」
(美山荘・女将 中東和子 「雪峰花譜」より)

京都・美山荘は、唯今、緑一色の中にあり、女将のこの言葉どおりの料理と花が川のせせらぎに添って、迎えてくださった。
 次々と出される料理は、素材を慈しみ、心豊にしていただける逸品ばかり。なかでも、鮎の塩焼きには、女将の気迫さえ感じられた。また、うれしい料理は、朴葉御飯。田植えなどの農作業の小昼にはたいていこのえんどう豆と一緒に炊き込んだ朴葉御飯とぜんまいの炊いたものを食べるらしい。おにぎりにして、上にはきな粉をのせている。きな粉を添えるのは稲が黄金色に実る豊作を祈ってのこと。母の愛と祈りを想う。
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 泊まる部屋の入口には、編み笠を花器に見立てて野草が活けてあった。
「一旦、人の手で自然から花を切り離し、床の間に迎え入れました時、もはやそれは、自然そのままの姿、写実に過ぎないものであってはならないということでございます。それ(「花は野にあるように活けよ」)は、素材が秘めている性を捉えよとの教えであり、床の一輪の花に生ける人の気魄がみなぎってこそ、花は野にあるように・・・、との真意を極めたといえるのかもしれません。」(同上)
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 翌朝、雨が降っていたせいか、天然記念物の「モリアオガエル」がせせらぎに音符をのせるようによく鳴いていた。近くには、泡に包まれた真っ白な卵も池の淵にあった。
 洞爺湖サミットでの料理は、美山荘が受け持たれるそうである。海外の首脳の心をきっと幽玄の世界に誘ってくれることでしょう。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 22:30 | トラックバック

「主婦のあと」

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ある50代以上の女性を対象とする著名な月刊誌の特集が「主婦のあと」であったので、編集長に「いいタイトルですね」と言ったら、「評判が悪いんですよ。」とおっしゃっていたが、このタイトルは言い当てて妙だと思った。
「主婦のあと」の「これからの私」へシニアの女性達は自分探しに各方面にチャレンジし始めた。
知人も栄養士、介護士、陶芸等の勉学に大学の通信教育を受けている。また、自分の経験を生かして「子育てブログ」を書いて方には100名の固定読者もいるらしい。
陶芸の通信教育を受講している60代の女性は、指導教授から「白」をイメージしたものを造形しなさい。との課題を与えられ、悩んだ末、写真のとおり「雪解け」をイメージしたオブジェを創った。
なかなかの出来栄えだと思った。その方の内に潜んでいた想いが、形となって現れたのだと思う。自己発見とはこういうことをいうのではなかろうか。次の課題は「音」だそうである。さて、どんな音が奏でられるものができるのか楽しみだ。
「サラリーマンのあと」から「これからの夫」へどんな道をつけるのか。一段落している場合ではなさそうだ。
シニアの男どももうかうかしてはおれまい。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 19:56 | トラックバック

「菊の井」の美学

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老舗料亭「菊の井」。ナプキンを開くと、「菊の井の紋章」があしらってある。これを見て思い出したのがインテリアデザイナーの第一人者である栄久庵憲司著の「幕の内弁当の美学」。冒頭に、幕の内弁当を外国人に差し上げたとき、蓋の上にバラの花一本を添えたという一節である。
ナプキンのデザインが素晴らしい。紋章のデザインは、仲居さんの帯、調度品類にも使われている。ナプキンとして使う前に、ここに菜の花を添えて迎えてくれたらうれしい。と思い、ナプキンをいただいて写真のように菜の花を生けた。
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「ただひたすらに『京都』をお届けします」とのコンセプトのとおり、まず、一の膳に京都の筍「姫皮」の焼き物が出された(写真)。木の芽味噌と白どろ酢で食べる。ほどほどにえぐい旬の味。日本の春の訪れを感じる一瞬。若竹煮、筍ご飯など筍づくしを堪能した。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 12:28

悔いのない8万時間

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輝いている経営者は、数語の魅力的なネーミングで商品を表現する能力を持っている。作家も同じだ。
「一点突破」「さらば他人本位」「生きがい“更新”」「思い出という古酒」などの目次の言葉に魅せられて「定年後」(加藤仁著、岩波新書)という本を買った。その一節にこうあった。
「たとえば80歳になったとき、それまでの人生を振り返って、こう言えたならば、定年後の生活が充実していたということであろう。『サラリーマン時代は“リハーサル”、その後の人生が“本番”だった』と。」

この本を読んで、隠居した武士の生き様を書いた藤沢修平の『三屋清左衛門残日録』の一節に想いをいたした。
「衰えて死がおとずれるそのときは、おのれをそれまで生かしめたすべてのものに感謝をささげて生を終わればよい。しかしいよいよ死ぬるそのときまでは、人間はあたえられた命をいとおしみ、力を尽くして生き抜かねばならぬ」(kumagai)

投稿者 oshare-club : 12:57

立春大吉 大豆収穫祭実施

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2月4日、神奈川テレビで「立春大吉 大豆収穫祭」が「NPO法人 大豆100粒運動を支える会」(会長 辰巳芳子)主催で開催された。写真はそのときに会場に展示された小学生の大豆の絵です。
来賓の松沢神奈川県知事が次のような挨拶をされた。
「神奈川県は地産地消運動を推進する。① 神奈川ブランド、例えば『小田原みかん』などを作る。② 農産物の大型直売店を設置し、朝取れ農産物を売る。③ 小学校の給食では、神奈川産のものを食べる。
さらに、まぼろしの地大豆である「津久井大豆」を育てる。遊休農地をつかって大豆を植える。昨年、神奈川県の小学校21校が大豆を植えた。素晴らしい成果があった。子供たちの感性はすばらしい。」

続いて、主催者の辰巳芳子会長から、次のような挨拶があった。
「人類は大豆に頼る時代がきっと来る。良い食材を伝える会を推進し、それなりの成果があったが、もっと実体そのものに迫るため、やさしい事から手がけようと、大豆に手をつけた。大豆をまっとうなものにすれば、日本の何かが立ち直ってくると思う。
 大人の社会に呼びかけると、必ず、ややこしいことが起きるだろう。なにげなく、子供の手を借りよう。掌一杯の大豆を植える運動が野火のように、いつの日か日本中に広がっていくことが、私の願いです。
 子供たちの大豆を育てるときの観察力は素晴らしい。長野県上田市の東塩田小学校の先生は、巧みな指導を行い、子供たちの感性の素晴らしさをひきだした。大豆の詩を作りオペレッタにまで仕上げた。
 今、遺伝子組み換えなどの不自然なものが入ってきている。これは命のバランスを崩すものだ。大豆からバランスを崩さないで、命をまっとうしようという観点からこの運動を見守ってほしい。」

 その後、辰巳会長と運動実施校の先生達とのお話があり、山下啓義さん作詞・山下洋輔さん作曲の「大豆100粒の歌」が披露され、豆まきもあり、200人余のお客さんは立春大吉を堪能された。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 11:41

立春大吉 大豆収穫祭

 大豆100粒運動は、みなさまのご支援を受け、この秋3回目の収穫を迎えました。
 収穫と春の訪れを祝して、楽しい「立春大吉 大豆収穫祭」を開催します。

日時:2007年2月4日(日)午後2時ー5時(午後1時会場)

会場:tvk(テレビ神奈川) 本社1階ヨコハマNEWSハーバー
    横浜市中区太田町2-23 横浜メディアビジネスセンター1階
    (JR・横浜市営地下鉄関内駅、みなとみらい線馬車道駅から徒歩5分)

司会:テミヤン、三輪綾子(tvkアナウンサー)

内容:
※ 辰巳芳子会長講話「だいじなだいず だいずはたいせつ」
※ 2006年の大豆100粒運動を振り返って
※ 参加校児童の作品展示、参加校教諭からの報告
※ 美味しい大豆製品、産直野菜の試食・即売
※ ミニライブ「大豆100粒のうた」大発表!
※ 参加者全員で豆まき など

♪ 入場無料、ちいさなお土産を用意しています。
♪ ビッグなサプライズゲストのピアノ演奏もあります!

  ・ 主催: NPO法人大豆100粒運動を支える会

  ・ 企画: tvk(テレビ神奈川)
  
  ・ 協力: 信越放送

投稿者 oshare-club : 11:39

「続けてみるもんだね」

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毎月第3水曜日に、世田谷区の初台(京王新線、新宿駅から1つ目)のかんてんぱぱ東京支店で日本絵手紙協会の講師・和知先生のご指導による「絵手紙教室」が昼から開かれている。始めてから1年あまり経つ。
1月17日のモチーフは「節分」。鬼の面や豆などの素材は、コンビニで各人が用意したもの。本日の生徒さんは7人の淑女。線の引きかたからはじまる。
「ゆっくり、ゆっくり。もっとゆっくり」と和知先生の声が教室に響く。約1時間半で、節分の作品(写真)ができあがった。

それぞれの個性がでていてすばらしい作品ばかりだ。たった2回目の方でも、素直ないい絵手紙になっている。最初の頃は、たどたどしかった絵も力強くなった。皆さんの鬼の面の堂々たること。「おかめ」の面はお人柄の優しさがでている。青鬼を描いた方は、この頃は絵手紙が楽しくなった。といわれる。「たった1年でこんなにも楽しく、力のこもった作品ができる。」と先生ともども感動した。

生徒さんのお一人は、「毎月の絵手紙教室のあった日は、毎回、私の絵手紙を夕食会で子供達に披露し、品評会をすることになっている。前回は、「続けてみるもんだね」と子供達からいわれました。」とうれしそうにお話をしてくださった。家族との団欒のこの方の笑顔が眼に浮かぶようだ。
それぞれの方が、それぞれのやり方で、自分を再発見されているのではないか。と思った。
終了後は、かんてんぱぱの喫茶室で、放談1時間あまり。笑い声が絶えない。春になったら伊那の「かんてんぱぱ本店に絵手紙旅行をしよう」との話もでた。
7人の淑女(本日は絵手紙作家を目指す男性1人を含め2人の欠席)達の、個展ができる日を今から楽しみにしている。(kumagai)

※ 「かんてんぱぱ絵手紙教室」は毎月第3水曜日、かんてんぱぱ初台支店3階。13時30分から15時まで。会費2000円。連絡先03-5358-8807(かんてんぱぱ)

投稿者 oshare-club : 09:56

葡萄唐草文様

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奈良の著名なお寺の貫主の長男のご結婚内祝に漆器300年の伝統のある京都「象彦」のモーニングトレイをいただいた。
「この文様は、そのお寺の如来の台座(7世紀・国宝)に彫刻されている葡萄唐草文をデザインしたもの(写真上)で、古代ギリシャやペルシャなどから伝わるシルクロードの代表的なものです。
新郎は自ら「小僧」に因み、「象」を蒐集していますので、特に、「象彦」さんにお願いして製作していただきました。」とのご挨拶があった。

「唐草文様の起源は、古代エジプトのスイレンの文様にあるといわれる。それは、開花のスイレンとつぼみの側面形とを交互に弧線でつないだり、渦巻き文と組み合わせたりすることが多い。それらがミュケナイなどの地中海文化を経てギリシャにいたると、多く「パルメット唐草」となって洗練された美しさをみせる。
やがて仏教美術にも取り入られて、仏像の台座や光背などにももちいられた。
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スイレン以外のモチーフでは、葡萄、ざくろなどが多く、中国唐代に盛んに使われた「牡丹唐草」(写真下 銀座『くのや』の風呂敷)は最も豊麗なものといえよう。」(「世界大百科事典」平凡社)とある。
唐草文様といえば昔の大風呂敷が浮かぶ。帝国ホテルなどの室内装飾にも使われている素晴らしい文様だ。この文様は日本古来のものと考えていたが、シルクロードからきているとは思っても見なかった。(kumagai )

※ 「象彦」京都・左京区・京都会館西側(075)752―7777
※ 「くのや」銀座6-9-8 (03)3571―2546 写真の風呂敷は5250円(税込み)

投稿者 oshare-club : 18:56

糸の織りなす小宇宙

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かつて、遊び道具の乏しい時代に女の子の間ではやっていた遊びの一つに「あやとり」があった。「世界あやとり紀行展」が銀座INAXギャラリーで開催されているので見に行った。あやとりは、日本古来のものとばかり思っていたが、アジア各地、シベリア、アラスカ、アメリカ、オーストラリア、アフリカなど世界各地にある遊びである。

「あやとりは、一本の糸を結んでつくった輪を手足の指などで結び、美しい、愉快な、そしてときには神秘的な地方色豊かなパターンをつくり、太陽、月、星などの宇宙から動物、植物、人間の動作にいたるまで、私達の世界を表現します。まさしく、昔の人々が現代人へ送ったプレゼント“糸の織りなす小宇宙”といえましょう。(「あやとり」野口広著)
「あやとりの多くは、<文字をもたない社会>で伝承されてきた。それぞれの環境で生き延びていくためのさまざまな知恵や知識を文字以外の方法によって伝えてきた社会です。」(「世界あやとり紀行」INAX編集)
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たった一本の紐で「白鳥」(写真上・アラスカ地方)「ウミヘビ」(写真下・マレー島)「こぶた」「たつまき「ひょうたん」「サンゴ」「蝶」などさまざまな造形が生まれ、手品のようだ。こんな遊びを子供のときからやっていたら、その子は、さぞかし創造力豊かな子に成長するだろうなと思った。ゲーム機を一本の紐に置き換える授業がほしい。(kumagai)
「世界あやとり紀行展」は1月20日まで。銀座INAXギャラリー(03-5250-6549)

投稿者 oshare-club : 00:47

糸の織りなす小宇宙

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かつて、遊び道具の乏しい時代に女の子の間ではやっていた遊びの一つに「あやとり」があった。「世界あやとり紀行展」が銀座INAXギャラリーで開催されているので見に行った。あやとりは、日本古来のものとばかり思っていたが、アジア各地、シベリア、アラスカ、アメリカ、オーストラリア、アフリカなど世界各地にある遊びである。

「あやとりは、一本の糸を結んでつくった輪を手足の指などで結び、美しい、愉快な、そしてときには神秘的な地方色豊かなパターンをつくり、太陽、月、星などの宇宙から動物、植物、人間の動作にいたるまで、私達の世界を表現します。まさしく、昔の人々が現代人へ送ったプレゼント“糸の織りなす小宇宙”といえましょう。(「あやとり」野口広著)
「あやとりの多くは、<文字をもたない社会>で伝承されてきた。それぞれの環境で生き延びていくためのさまざまな知恵や知識を文字以外の方法によって伝えてきた社会です。」(「世界あやとり紀行」INAX編集)
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たった一本の紐で「白鳥」(写真上・アラスカ地方)「ウミヘビ」(写真下・マレー島)「こぶた」「たつまき「ひょうたん」「サンゴ」「蝶」などさまざまな造形が生まれ、手品のようだ。こんな遊びを子供のときからやっていたら、その子は、さぞかし創造力豊かな子に成長するだろうなと思った。ゲーム機を一本の紐に置き換える授業がほしい。(kumagai)
「世界あやとり紀行展」は1月20日まで。銀座INAXギャラリー(03-5250-6549)

投稿者 oshare-club : 00:47

酉の市

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 師走が近づくと、新年を迎える行事や祭りで、あちこちが賑わう。今日28日は、江戸風物詩、浅草の鷲(おおとり)神社の境内での三の酉の市。お祓いをうけて鳥居をくぐると、あちこちで威勢のいい手拍子が聞こえる。
 写真を撮らせていただいたお礼にと「熊手」を買ったら、手拍子をやりましょうと言われた。小さめのものだから、ちょっと恥ずかしいからと言ったら、縁起物だからやりましょうという言葉にうながされて、熊手を頭上に掲げ、7人もの若者から「商売繁盛、家内安全」といって、手拍子を頂戴した。いいもんだと思った。

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 酉の市にあやかって、東京中央郵便局では、はがきや封書の切手に「ふみの日(毎月23日)小型記念通信日付印」の押印サービスをしている。今年の7月の「祭り意匠」から始まり、10月は「江戸扇子」(写真左)11月は「酉の市」(写真右)、12月は「江戸箒」と来年6月(番傘)で終わる。郵便局の粋な計らいだ。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 22:07

日本で最も美しい村

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「失ったら二度と取り戻せない日本の農山村の景観や環境、文化を守り、将来にわたって美しい地域を守り続けることで、観光付加価値を高め、地域資源の保護と地域経済の発展に寄与する。」と「日本で最も美しい村」連合の設立目的にある。

フランスで始まった「最も美しい村」運動を手本に、北海道美瑛町など7町村が連合を組んだ。
日本での参加基準は
① 人口が1万人以下
② 人口密度が1平方キロにつき50人以下
③ 「景観」「環境」「文化」などの地域資源が二つ以上あること、など

「7町村」
美瑛町(北海道)    四季折々に豊かな表情をする「丘のまち」
赤井川村(北海道)   味覚豊かな「カルデラの里」
大蔵村(山形県)    日本の原風景が残る「風水にふれる里」「棚田100選」の一つ

大鹿村(長野県)    南アルプスを望む四季の変化が美しい村。230年続く「農村歌舞伎」で有名
白川村(岐阜県)    世界遺産の「合掌造り」を守る山村
上勝町(徳島県)    日本の料理を彩る「いっきゅうと彩りの里」料理に添える「つまもの」産地
南小国町(熊本県)   清らかな水の流れと清い心「きよらの郷」黒川温泉が有名

写真は美瑛町の「パッチワークの路」から見る景色(「清流」06年8月号から転載)

この連合の会員には誰でもなれます。「シニアおしゃれ倶楽部」も準会員になりました。

※ 事務局071-0292北海道上川郡美瑛町44-6-1電話(0166992-4330

投稿者 oshare-club : 12:23 | トラックバック

ルイヴィトンに優る籠

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 「ふるさとの山に向かいていふことなし ふるさとの山はありがたきかな」と謳った啄木が住んでいた盛岡を訪ねた。市内の光原社(宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」を発行した出版社が前身の民芸品店)に立ち寄った。

 そこで目を奪われたのは「くるみの木の皮でできた籠(ほぼ50センチ角)」(写真)。100有余年もの風雪に耐えた皮肌の風合いに「日本の手仕事」の伝統と粋を見た。

 女性に一番もてはやされているルイヴィトンに優るような素材、デザイン。いわゆるブランドものもいいが、こういう日本の伝統あるものを生かす工夫があれば、暮らしはもっと豊かになると思う。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 15:35 | トラックバック

りんごの絵手紙

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写真の絵手紙の下には、こう書いてある。
「新宿区の小学校での絵手紙授業で小学校1・2年生の子供達が描いたりんごたちである。
『お話して、よく見て描こうよ』との語りかけに応じて。

見ているだけで、ドキドキしてくるこの懐かしさはどうだ。そう、私もそんな子供の日、こんな風に見えた日があったからなのだろう。みんなにも見せたくて、まねっこしてしまった。 ちゑ子 73歳」
幅180センチ、縦60センチ。実物の迫力を見てほしいと思う。

僕が、岩手県の遠野市で、絵手紙教室を開く、といったら、これを持っていきなさいといって、松尾ちゑ子さんが貸してくれたものだ。子供と先生の息がぴったりだ。

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「小さなおへやにかぞくがいっぱい あつくないかな おかおがまっかだよ」と小学校3年生の武井優子さんが描いている。(「がっこう絵手紙2004年秋号」日本絵手紙協会発行)

ざくろをこんな風に見る子供の感性はすばらしい。きっと、暖かいご家庭に育ったこどもだろう。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 21:21 | トラックバック

偉大なる凡庸の草

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「秋の野おしなべたるをかしさは芒(すすき)こそあれ」と清少納言は「枕草紙」に記している。
秋風わたる野辺に群れてさわさわと風に揺れる芒の風雅を賞でるのが、芒の鑑賞の極みかと思っていたが、八ヶ岳山麓の芒の花穂を真近に見てびっくりした。
芒の花穂に黄色の鈴のような小さな花がついているではないか(すべての種類ではないが)。地味ではあるが、可憐で美しい。

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「暮らしにゆかりが深く、ふるさとにたどりつくようななつかしい草、しかし、偉大なる凡庸の草である。」と花人 川瀬敏郎はいう。花穂をつけてから白髪の姿に変わり、冬の寒さの中でもすくっと立ちつくす姿は、尋常な草ではない。(kumagai)

投稿者 oshare-club : 17:42 | トラックバック

重陽の節句

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9月9日は重陽の節句。「九」は陽数(奇数)の極まりで、古来めでたい数として尊ばれる。
重陽を祝う行事は、中国では2000年以上の歴史をもつ。この日には、「かわはじかみ」の枝を頭にかざして、小高い丘や楼閣に登り、菊の花びらを酒に浮かべて、邪気を払い、長寿を祈る習慣があった。

わが国でも奈良時代以来、宮中では重陽の節句を祝う詩宴が開かれる習わしがあった。
一月一日はいうまでもなく、三月三日はひな祭り、五月五日は端午の節句、七月七日は七夕と、陽数の重なる日は年中行事に組み込まれるが、なぜか九月九日は影が薄い。

季節の移り変わりを愛でることはいいことだ。故事にならい、菊酒にススキを供えて長寿を祈ろう。

今宵は名月 菊酒に 酔いしれて 初恋を偲ぶ夜。
(kumagai)

投稿者 oshare-club : 23:03 | トラックバック

柳 宗玄の世界

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日本民芸運動の先駆者である柳宗悦の長男の柳宗玄は、かつての東大総長の南原繁に請われて、「学士会会報」の表紙を永年にわたりアジアの各地を歩いて集めた古布で飾っている。

その柳宗玄の世界展~「学士会会報」の表紙を飾った布たち~(学士会館8/21~8/30)ですばらしい古布の収集品を拝見した。

写真は、中国貴州省水族の「切伏せ布」。柳先生の解説にこうある。
「落ち着いた布の古布である。いかにも時代物という感じである。四角い枠をつけられた正方形を規則的に並べたそれぞれの空間に、花らしい文様を一つずつ配している。花ならもっと派手な色に、と今の人は思うかもしれないが、ここにはそういう意識は全く無い。形にはもっと変化をつけて、という意欲も無い。
(中略)
色彩よりも重要なことがひとつある。ここで用いられたすべての布は、使い古したぼろ布を再使用したものなのである。このことは裏を見るとよくわかる。表の文様は使って、使って穴が開き、それをふさいでまた破れ・・・、そういった過程の中から、布に対する人々の強い愛情のゆえに、自ら生まれてきたのである。

そこには、働き、働きして生き抜いてきた祖先たちの強靭な意志、家族や同族とともに保ち続けた生への愛情・・・そういったものが、このような布に、強力にそして静かに秘められいきつづけてきたのではないか。・・・」(kumagai)

投稿者 oshare-club : 17:41 | トラックバック

「プティ・タ・プティ」

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 いつも、お土産を何にするか迷う。たまたま「銀座百点」(05.5月号)で料理研究家の井上絵美さんがおすすめの「アンリ・シャルパンティェ銀座本店」に伺った。

 写真は「プティ・バリエテ・アソート」(5000円)であるが、3種ある真ん中の箱詰の菓子が彼女お気に入りの「プティ・タ・プティ」(2500円)。
 小さなお菓子が整列していて、エッフェル塔の形のピックが載っている。

 ガレット・ブルトンヌ、サブレ・バニーユなどフランスのエッセンスとおいしさが詰まっている。
 なかなかおしゃれだ。これならグルメの友人にも喜ばれそうだと。

 アンリ・シャルパンティェ店は銀座1丁目。電話03-3562-2721
 

投稿者 oshare-club : 10:54 | トラックバック

「仮面ライダーを探せ」

 伊那谷を拠点に自然と人間を追い続ける写真家の宮崎学さんの「洗剤キャップを背負って浜を歩くヤドカリ」が写真集の表紙になった。(「かわりゆく環境 日本生物レポートⅠ 洗剤キャップの住み心は?」(理論社)

 日本の自然の最前線を生き物たちに雄弁に語らせている。

 日本自然協会が毎年夏休みに参加(無料)を呼びかけている「自然しらべ」で今年のテーマは「仮面ライダーを探せ」

 コオロギやキリギリスの仲間に近い触角が短い「バッタ」のことだ。
 「いた、いない、どんなのがどこにいる」といった近所のバッタ情報を今月末まで募集中。
 参加方法は、電話(03-3553-4105)かメール(sirabe@nacsj.or.jp)に連絡し、参加マニュアルをもらう。インターネットでも参加できる。(06/8/13岐阜新聞)

 最近、我が家にゴキブリのお出ましが少なくなった。異常気象か地震予知のせいか。(kumagai)


 

投稿者 oshare-club : 19:01 | トラックバック

言葉力

一流の仕事をした人は一流の言葉を持っている。

「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」   イチロー

「成功は最低の教師だ」   ビル・ゲイツ

「人間は失敗する権利を持っている。しかし、失敗には反省という義務がついてくる」  本多宗一郎

「次回作だ」  (今までの最高作を問われて)  チャップリン

以上、「Assosieアソシエ06/8/15」

私のいちばん好きな言葉  「未来を語る人には 未来がある」  ミッテラン
(kumagai)

投稿者 oshare-club : 22:15 | トラックバック

「やさしく ふかく おもしろく」

「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく」。作家井上ひさしさんが自らを戒めるために書いた言葉です。とホリプロの堀威夫さんが紹介している(06/7/31日経「人間発見」)

これは政治にこそ求められる言葉だと思う。
ときどき「わかりやすく おもしろく」の政治手法を拝見するが、「ふかく」が抜けているのが残念だ。

投稿者 oshare-club : 20:17 | トラックバック

豊かな人生にはツボがあるー女優 宮本信子

「年齢を重ねると互いに頑固になったり、わがままになったり。でも『楽しい』『幸せ』と思うことが多いほど人生豊かになると思う。それにはツボのようなものがあると伝えたい」

福島三郎作・演出の舞台「しあわせのつぼ」(8月4-13、ル・テアトル銀座ほか)に出演する宮本信子。
離婚の危機にある人気歌手である夫と専業主婦の妻が再び幸せを見つけ出す。「夫婦とは」「老後」はという熟年夫婦にとってシリアスなテーマをコメディー風に描いた作品。
(07/7/29日経)

投稿者 oshare-club : 10:24 | トラックバック

「最後のピッチ心に刻んだ」-中田英寿

6月22日のW杯ブラジル戦の試合後、中田選手は一人ピッチにあおむけに倒れ、涙を流した。このときの心境は「プロとして最後となるピッチの感触、芝の匂いを心に刻み込んでいた。」とのことである。(日経06/7/4、中田選手から作家の小松成美さんへのメール)

「中田選手のプレーは徹底的に飾りを排していた。基本に忠実な、ぴしっという音が聞こえてきそうなサイドキック。トラップは次のプレーに移行するのに最適な場所にボールを置く細やかな配慮が絶えずなされていた。それは常に次、次を考えているからできることだった。

 奇想やひらめきで勝負するというより、首をくるくると旋回させて四方八方から情報を収集し、目に映じたものをビジョンに変える洞察と、それをプレーで表現できるスキルがあった。この一連の情報処理の速さと滑らかさが中田を中田たらしめていた気がする。」(日経06/7/4 武智幸徳氏)

投稿者 oshare-club : 10:25 | トラックバック

木曽路の朱呂塗り

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「木曽路はすべて山の中にある。」(「夜明け前」島崎藤村)。名のとおりの深い森林地帯の奈良井川沿いの「木曾アルテック社」を知人が案内してくれた。
木曾の風土と歴史を背景に、「木曾の木と漆」を現代建築に生かしてゆきたいと考えている会社である。

 玄関に入ったとたん、まず目に飛び込んできたのは、朱呂塗りの文机(写真上)で、この上に黒縞の漆和紙を敷き、これに花を生けてあった。まばゆいばかりの気品が当たり一面に溢れていた。この朱呂塗りは漆塗り技術の最高峰で、耐水性、耐久性が極めて高いのだそうである。洗面所のカウンターも朱呂塗りであった。

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 「建築空間に漆の素晴らしさを表現していきたい。」と代表の斎藤寛親さんは語ってくれた。会社案内には「木、漆、鉄、布、紙・・・身近にある自然素材を使って、適材適所により、素材の良さを引き出すデザインで工業化された現代の住宅や建築に五感に触れる空間をつくりだします。」とあった。

 和紙(楮紙)に漆を塗った「漆和紙」も見ごたえがある。「黒縞」の漆和紙(写真下)は置いてあるだけであたりの雰囲気を引き締める。
 「花人 唐木さち」さんの家に、辛夷の皮を漉いて紙にしてこれに漆を塗った茜色の「彩色和紙」を貼った板を背にして二輪草が生けてあった。見事な作品だった。漆和紙や菜食和紙に茶器や菓子を置くだけで、そこは茶室の雰囲気が漂うように思う。

(注)「株式会社 木曾アルテック」 長野県木曽郡楢川村奈良井82-1
   電話 0264-34-2888
   「木曾アルテック青山」漆見本店 渋谷区神宮前3-38-11
   電話 03-5775-1513

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茶の湯は不足の美学ー心に響くコトバ④-

「茶の湯の背景にあったのが中世の美意識です。」それは「人間そもそも不足の存在」との意識だという。こうこうと輝く満月よりも雲間に隠れる月を美しいと思い、満開の桜よりも散る桜にあわれを感じる。

「中国伝来の唐物は完全、円満でないと価値がないが、日本人の美意識では完成されたものはむしろ面白くない。不足はあっても自分の心にしみじみと伝わるものに暖かみを感じる。これを追求したのが侘び茶の世界で、堺の町人から武士に広がった。」戦国武将が戦いに赴く前に一服の茶を喫したのは、カフェインの鎮静効果を求めるとともに不足をもってよしとする美意識への共感だろうか。」
(06/6/15 日経「熊倉功さんに聞く」)

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