2006年12月24日

加藤登紀子の40周年記念出版 『絆』を読む。藤本敏夫は、昭和19年生まれ
全学連委員長、そして昭和47年下獄。二人は獄中結婚をする。その時の
全141通の獄中往復書簡集である。離れていても、二人のこころは一緒に
生活しているのである。獄中書簡には、中野重治と政野の「愛しき者へ」
があるが、時代は変わっても、二つの書簡集には、共通の「強い絆」がある。
藤本から加藤への手紙(昭和49年4月28日)に大変な驚きと感動を
覚える。自分がなぜ農業を志向するか。食料自給率、子どもの教育
に就いてまるで今日のことを知っているかのように正確に書かれている。
「食料不足、食料危機、環境保全、地域問題、信頼・愛情・誠実という
死語が生きかえり、大切なものを子どもが理解できるようになる。」
-「絆」 加藤登紀子・藤本敏夫 (藤原書店)
