2006年06月18日
22歳で日本国憲法24条を書いた伝説的人物のベアテ・シロタ・ゴードンに、世界を羽ばたく
画廊経営の村山アツ子が聴くという、女性にとっては勿論のこと、男性にとっても必読の内容である。
リストの再来と言われた名ピアニストを父に持ち、山田耕筰から日本に招かれたことから
5歳から15歳まで日本で過ごしたベアテは、数奇な運命により、日本国憲法24条
(個人の尊厳と両性の平等)を書くことになる。
9条のもつ意味を語るベアテは熱い。子どもに伝えていない「コミュニケーションの断絶」
を叱る。平和を求める気持ちと活動を地道でもよいから徹底して続けて欲しいと訴える。
ベアテは、ジャパンソサイアティとアジアソサイアティの活動で智の人脈を広げる。
棟方志功、勅使河原蒼風、武満徹--、アジアの文化人、欧米の文化人の交流の場を作る。
舞台芸術、写真、アート、染色、絵画、デザイン----。
市川房枝との出会いからベアテは「自立した女性であるために」深く考え、行動してきた。
日本の女性にもメッセージを送る。女性は子育てが終わったらもっと自分のことを考え
なくてはいけない。NPO活動に取り組んで欲しい。日本の女性は、常に小さな努力を積み
重ね、前向きに進んできた。これからも自信をもって、女性の権利を考えて下さいと。
ベアテと語る「女性の幸福と憲法」(晶文社)
