2006年04月15日
「コレラは19世紀の病気という印象が強いが、発展途上国ではシリアスな問題だ。
処方に金がかかるか高いスキルが必要か、そのいずれかの治療法しかなく、貧しくて医療スキルも低い国々では、相変わらずコレラに苦しめられているところが多かった。
従来の組織的手法ではこの問題が解決されなかったのだが、ネット上にこの課題が提示されたとたん、わずか数ヶ月の間に、関連分野のさまざまな領域の見ず知らずのプロフェッショナルたちがネット上で協力し合い、低コストでしかも訓練なしに使える新システムが開発され、その課題は解決されてしまったのである。
この話が、米ワイヤード誌2003年11月号に紹介されたとき、村山尚武氏は読後感を自らのブログでこう綴った。
『背筋をゾクゾクさせるような興奮を味わってしまった。(中略)創造の結果だけではなく、過程を共有することによって参加者が互いに触発し合い、これまでに無かったもの、素晴らしいものを作ることができるのだ。それはまた、無数の凡人が互いに思考を共有し、足りない部分を補い、アイデアの連鎖反応を起こすことにより、より大きなインパクトを(大げさに言えば)文明に与えることを可能にするのである。』」
(「おしゃれな生き方第11条」関連)
梅田望夫著「ウェブ進化論」(ちくま新書)から引用
